声帯ポリープとは声帯にできる炎症性のこぶのことです。声をよく使う方に多く、また大声を出した後などにも発生しやすいです。 診断は、声帯局所の観察が必要です。そのため、ファイバースコープと呼ばれる細いカメラを鼻から挿入し声帯を観察します。局所病変が悪性を疑われる場合は病変部位から細胞を採取し検査を行う必要があります(悪性が疑われる場合は速やかに関連病院に紹介します)。
初期の段階では、声の安静や消炎薬の投与、ステロイドの吸入療法などを行います。これらの保存的加療で治らない場合は手術加療が必要となります。