急性中耳炎は鼻水や発熱などのかぜ症状につづいて、耳の痛みが起こります。小さいお子さまは耳が痛いことを伝えられないので、機嫌が悪くなる・泣く・耳を押さえるなどの仕草をすることがありますので、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
急性中耳炎の程度に応じて、抗菌薬を用いるかどうかが判断されますが、近年この抗菌薬が効きにくい薬剤耐性菌による中耳炎が増えています。
急性中耳炎に対して診療ガイドラインが作成され、抗菌薬の適切な投与方法など治療方法の統一が行われています。
急性中耳炎が治りきらないと滲出性中耳炎(鼓膜の奥に液体がたまる)に移行し手術(鼓膜切開、鼓膜チューブ留置術)になることもあります。きちんと治るまで通院することが重要です。